HIMARIさん

歌っていつまでも歌えるものじゃないと思うんです。年齢と共に歌える歌も変わってくるし、歌えたとしてもその時その時で自分の声も変わるので同じ歌を歌えるわけじゃないし。ただいつまでも歌は続けていきたいので、その時々の想いをしっかり歌えるようになっていきたいです。

歌い始めたきっかけは?

きっかけという具体的なものがあるというよりは、気付いたら歌っていました。舞台やステージでも歌っていましたが、それも自分で意を決して始めたというより気付いたらって感じですね。

nanaを始めたきっかけは何だったんでしょうか?

nanaで色々コンテストをやっていて、それに応募するためだったと思います。確かSINGING BOYS & GIRLS AUDITIONやnana荘の二期生ですかね?に参加しました。

そういったオーディションやコンテストに参加しようと思った理由をお伺いできますか?

多くの方に自分の歌を聴いてもらいたいというのが大きいですね。ちょっと事情があって歌えない時期があったんです。今はまた歌えるようになったんですけど、そういう時期があったからこそ一人で歌うんじゃなく、多くの人に自分の歌を聴いてもらいたいと思うようになりました。自分の歌で誰かを励ませるとか、そこまで大きなことは思っていませんが、やっぱり歌に対して反応を貰えるのは嬉しいです。

今回のボーカルグランプリ2020春に参加された理由は何だったんでしょうか?

優勝者は自分だけのオリジナル楽曲を貰えるというところに魅力を感じたからです。やっぱりステージに立ったり人前で歌う時はオリジナル曲があった方が良いと思うので、参加しました。

HIMARIさんの中でステージなどリアルの場で歌うのとnanaのような場所で歌うのに違いはあるんでしょうか?

リアルとnanaは違いますね。nanaはしっかり準備をして整えた歌を歌う場所で、リアルは色々な人の反応を見ながら歌う「生」の感じがする場所です。

リアルとnanaは違うとのことですが、nanaの延長線上にリアルがある感じでしょうか?

最初はそう思っていたんですけど、やっている内に段々その考えが変わってきました。今ではまったく別物ですね。リアルの場はやっぱりその場限りの「生」の感じが楽しいですし、nanaはとことん楽曲を突き詰められる。他にも普段はできない実験的な事ができたり、好きに歌えたり。それぞれに大事な役割があるので、私にとってはどっちも大事な歌う場所です。

一次予選では吉澤嘉代子さんの『残ってる』を歌われていますが、何故この曲を選ばれたのでしょう?

自分が1番好きな歌だし、得意な歌でもあるのでこの曲を選びました。

二次予選も同じ曲を選ばれていますが、他の曲を選ぼうとは思わなかったんでしょうか?

グランプリ開催の特設サイトに「自信のある曲で応募しよう」という言葉があって、それならばこの曲だと。一応他にも試しに歌ってみた曲はあるんですけど、やっぱり自分の中で自信がある曲といえばこの曲だったので同じ曲を選びました。

ファイナリストに選ばれた感想を教えてください。

嬉しかったです。私自身選ばれたことは勿論嬉しかったんですけど、私がファイナリストになったことを周りの人がとても喜んでくれて驚きました。こんなに喜んでくれるとは思っていなかったので本当に嬉しかったです。

ファイナリストに選ばれたことで何か心境の変化はありましたか?

nanaへ歌をアップするのに緊張するようになりました。今回のオーディションで私を知ってくれた人もいると思うんですけど、その人たちはファイナリストの人っていうイメージをもって私の歌を聴いてくださると思うので、下手な歌は歌えないぞと。良い意味の緊張感を持つようになりました。

HIMARIさんにとって歌とは何でしょう?

ライフワーク。歌っていない日がないので歌がないのは考えられない。もし歌が無くなったら自分が半分無くなる。それくらいのものです。

最後に歌への意気込みを教えてください。

歌っていつまでも歌えるものじゃないと思うんです。年齢と共に歌える歌も変わってくるし、歌えたとしてもその時その時で自分の声も変わるので同じ歌を歌えるわけじゃないし。ただいつまでも歌は続けていきたいので、その時々の想いをしっかり歌えるようになっていきたいです。

HIMARIさん、ありがとうございました!