けん坊さん

僕にとって、歌は日常なのかなって思います。小学校の時から音楽の授業が大好きで、歌も合唱も、ピアノもギターも全部好きです。ずっと音楽の授業だったらいいのになって思う時があるくらい。音楽が好き、今も好き。だから今もずっと歌ってます。家でも。外で雨の中でも歌っちゃう時もありますけど。僕にとって歌は、やっぱり日常という感じですかね。

歌い始めたきっかけは?

そうですね、歌を始めるってよりかは、もう、家族みんな歌が好きで。姉が二人いるんですけど、二人ともずっと家でもお風呂でも歌ったり、テレビ番組の歌をテレビよりもデカい音量で歌うっていう環境で育ったので、小さい時から歌が好きだなって。ずっと今も好きですね。だから、歌手を目指そうって思ったことはあまりないんですけど、なんか、ずーっと歌っています。人生ずーっと。
休むことなく、喉が痛かろうが。雨が降ろうが、雪が降ろうが。

投稿を始めたきっかけは?

僕の同級生で歌が上手い友達がいて、その子とハモりたいなっていうのがキッカケだったんですね。自分の歌を投稿したいっていうよりかは、その子と声が合わさった時に、どうなるんだろう、どういう融合になるんだろうっていう興味本位って感じでした。
やっぱり、あの、僕多分、一人では成り立たないんですよ、歌としてなんか。すごく物足りない気がして、自分の歌が。だから誰かが合わせてくれて、歌が成り立つのかなっていう思いがあって。小さい頃からハモネプとかゴスペラーズさんも好きだったので、身体の中にハモりっていう成分がずっとあったのかなって気がします。

ご自分の歌声のどのあたりを物足りないって感じちゃうんでしょうか?

やっぱり、歌が上手な方と比較した時に、自分に足りない部分がいっぱいあるなって。そんな、めちゃめちゃ上手い人に僕の曲を聴かれたら、全然だっていう風に思われるので、そういうのでまだまだだなっていう感じですね。

自分の歌声で好きなポイントってありますか?

そうですね。裏声がどこまでも出るっていう。裏声だったら、自由に操れるぞと思います。

一次予選の『愛唄(GReeeeN)』を選ばれた理由は?

僕、『愛唄』のミュージックビデオがもう大好きで。なんていうんでしょう。アクリル板越しになんかやってません?ミュージックビデオ、男女が。なんかそういうのも印象的で。もちろん曲も好きで歌詞も好きなんですけど、『愛唄』に関してはミュージックビデオが好きかなって思いますね。もちろん楽曲も。もう全てが好きです。

二次予選でも『愛唄(GReeeeN)』を選ばれた理由は?

やっぱりその、たくさんの応募の方からちょっと光るものを感じてくださったから多分、二次予選に選んでもらったんだろうなっていう。今のところ自分史上、この愛唄を超えられるものはないんじゃないかと思って、二次予選も愛唄にかけました。
実は他の楽曲も歌ってたんですが『愛唄』に勝てなかった。
あと愛唄はベタベタにテイク録ったんですよ、本当は。結構テイク録って、自信あるかなって感じだったので、胸を張って出しました。

結構多様な曲、ジャンル問わず投稿されてらっしゃると思うんですけど、どういった基準で楽曲を選ばれてるんですか?

そうですね、まず「TikTok」とか「YouTube」とかで、自分よりも若い世代が聴いているような曲をピックアップして。そこから、そうですね、バラードの方ですね、結構僕は。
アップテンポな曲は、自分の声とあっていないんじゃないかなって気もして。アップテンポな曲はあまり歌っていないと思います。
最近、YouTubeで尾崎豊さんの歌唱をたくさん観ていて。かっけ〜って思って。
尾崎豊さんが登場した瞬間にお客さんが歓声あげるんですよ。
めちゃめちゃファンが多いなって思ったところが魅力的で。あと自分が産まれる前に亡くなった方なので、なんかそういう曲が今もこうやって歌い継がれているので、自分も歌ってみたいなって興味本位はありましたね。
実際歌ってみたら、自分の音域に合ってるなと思いました。

今回のオーディションのファイナリストに選ばれていかがですか?

よく入ったな自分って思いました。
こういうオーディションとかって、フォロワーが多いとか、拍手の数が多いとかを判断基準にすることもあると思うんです。でもこのオーディションは見た目の数字じゃなくって、本当に歌の上手い方をリストアップしているなって気がしたんですよ。一曲一曲をしっかり聴いてくれている。
だからその時に、ああ、入れてもらえてよかったなあという風に思いました。
SNSに選ばれたぜ!みたいな感じで自慢風に、ストーリーを上げたら、周りの反応がすごく好意的で。
つい調子に乗って、『愛唄』を録画して、貼りました。ストーリーズに。自分が歌っているのを自分で録ってあげるっていうのが恥ずかしくって、他の人が誰か録って、あ、うまいっていう風にあげるのはすごい自然だとは思うんですけど。
なんか自分が歌っている動画を録って、あげるっていうのは、なんかすごい自慢げに映ってしまうんじゃないかなっていう不安がありました。
だから今までその、躊躇していたんですけど、今回『愛唄』を画面録画して貼ったら、皆さんのコメントがものすごく暖かくて。

歌う時に心掛けていることは?

最初にあげた『海の声(浦島太郎/桐谷健太)』とか、コブクロさんの楽曲とか。2015年、2016年あたりの投稿を聴いた時に、うわくそ下手だなって思ったんですよ。
まあ今もそんな上手いわけじゃないんですけど。なんか以前の楽曲を消すんじゃなくってあえて残しておいて。
こんなに下手やったけど、今まあまあマシになったよっていう。そういう歴史もみんなに見てもらおうかなっていうので残しているんですけど。
2018年とか結構前に投稿した曲に、今コメントして貰えたりもして「この曲すごい上手ですね」と言われていたんですね。でも聴いてみると全然上手じゃなくて。
その頃は自分の最高潮だと思って出しているわけなんですが、今聴くと全然レベルが低い。やっぱり、自分のレベルが常に上がり続けている感じはしますね。上げ続けていきたい。

けん坊さんにとって、歌って何でしょう?

僕にとって、歌は日常なのかなって思います。小学校の時から音楽の授業が大好きで、歌も合唱も、ピアノもギターも全部好きす。ずっと音楽の授業だったらいいのになって思う時があるくらい。音楽が好き、今も好き。だから今もずっと歌ってます。家でも。外で雨の中でも歌っちゃう時もありますけど。
僕にとっての歌は、やっぱり日常という感じですかね。

歌い続けることに対して、意気込みをお聞かせください。

僕の歌を一回でも聴いてくださった方が、1年後2年後に聴いた時に、え?本当にけん坊さんって言ってもらえるように、今よりめちゃめちゃ上手くなりたいです。
新しく聴いてもらった時に、全然上手くなっとるやん。あの時もう上手かったけど、今めちゃめちゃ上手いやんて言ってもらえるくらい、もっとレベルアップさせたいですね。
上手くなり続けたいですね。

けん坊さん、ありがとうございました!