舞夕さん

歌はリスナーとしての私にも、シンガーとしての私にも、心が元気になる栄養です。 例えば落ち込んでいる時でも元気になれたりとか、自分で言葉になっていない想いが歌詞の言葉として耳に入ってきたりすると、「今、このフレーズにすごい救われてるな」と思えて心がスッとする。歌を通して、たくさんの方と共感し繋がっていけたら幸せです。ホントに自分のやりたいことを自分で楽しめてる気がします。

歌い始めたきっかけは?

歌い始めたきっかけは、子供の頃から、それこそ保育園に通っていた頃から歌うことが大好きで、一番最初はそこからですね。
母にカラオケによく連れてってもらってたのですが、そういったことが「歌手になる」っていう夢に繋がっています。
この頃は、サザンオールスターズさんの歌をよく歌っていました。

保育園でサザンオールスターズさんですか?

はい、お母さんが好きで、その影響です。

ご自分の歌を投稿しようと思ったきっかけはなんでしょう?

初投稿の時期がちょうど私の就活の時期で、周りの友達とか自分の中では社会人として企業に勤めて働くというのがありました。
実は、歌手になりたいっていうのは一回高校生くらいの時に諦めていたので、普通に大学に進学して企業に勤めようって思ってたんです。
でも自分が本当にやりたいことってのをよく考えてた時に、やっぱりなんか、歌を歌っていきたいなっていうのがあって。
その時、私の就活は歌手になることだって決めました。
今はやっぱりいろんなメディアとかに自分で発信できる時代だからできることが結構あって、まずはアプリではじめようと思ったことがきっかけです。

最初は緊張されました?それとも勢いですか?

そうですね。とりあえず載せて、フォロワーを増やしていこうって思って。
最初はマイクにすごいノイズが入っていても全然わからなくて。
今はもう、すごい何回も歌い直しています。
コメントとかフォローとかもそうですけど、目に見えて自分の歌を聴いてくれた人たちの存在がわかるので、最初は10人とかでも嬉しくて。それが100人とか超えてきて、「やっぱりすごく嬉しいな」って思ってます。

グランプリの一次予選で『パラボラ(Official髭男dism)』を選んだ理由は?

その時にすごいハマってた曲で、歌ってて自分が楽しい楽曲なので選択しました。
普段から歌ってて楽しい曲をアップするようにはしているので、それが一番かもしれません。投稿はいつも自分の気持ちに素直にアップしています。
私がその楽曲を「良いな」って思う時は、最初メロディから入ります。
まずメロディ。最終的には、歌っていて自分なりに感情が込められる楽曲を投稿します。

二次予選では打って変わって『ninelie(Aimer) 』を選ばれた理由は?

一曲目と雰囲気を変えたいという狙いがありました。
パラボラは明るめの楽曲で、声も楽しい感じの声質なんですが、ninelie(ナインリィ)は、憂いとかそういう一曲目に無いような雰囲気を出したいと思いました。
楽しい楽曲も、憂いや切ない楽曲もどちらも好きですし、大切だと思っています。
投稿する時はいつも本当に自分が今聴いている曲とかをあげるんですけど、連続して聴いた時にギャップを感じるように順番も考えています。
やっぱり、リスナーさんにも楽しんで欲しい。例えば、前はアップテンポだから次もアップテンポという選択もあるし、ちょっとスローめのテンポでゆったりした曲でもいいかなっていうのもあります。
自分のリストを見た時に、歌い方がガラッと変わる曲にしようかなっていうのは結構考えたりしてて、そのあたりも楽しんでいます。
でもアップテンポやスローで変化をつけるという選択肢の中で、最終的に載せるのは「自分が歌いたい曲で」というのが軸です。

今回のオーディションのファイナリストに選ばれていかがですか?

いやあもう、純粋に嬉しかったですね。その時は 「わあ!通った!」みたいな。
最終的な参加人数が2,185名。この数字も選ばれた時に初めて知りました。
これだけの応募があっても、一曲一曲ちゃんと聴いてくださっていると伺ったので、さらに嬉しかったです。
どんどん自分が歌手になる夢を実現するための道が増えていく実感が、「あっ、ここからだな」みたいな感じでした。

舞夕さんにとって、歌って何でしょう?

歌はリスナーとしての私にも、シンガーとしての私にも、心が元気になる栄養です。
例えば落ち込んでいる時でも元気になれたりとか、自分で言葉になっていない想いが歌詞の言葉として耳に入ってきたりすると、「今、このフレーズにすごい救われてるな」と思えて心がスッとする。
歌を通して、たくさんの方と共感し繋がっていけたら幸せです。でもやっぱり、歌手になることにもう一度向き合えたいまは、本当にやりたいことができている楽しさを感じています。

歌い続けることに対して、意気込みはありますか?

一人のアーティストとして配信をしたり、色んな人を巻き込んで自分の歌を聴いてもらえるような、そんな歌手になりたいので、それを実現できるように、いろんなチャンスに飛び込んでいきたいなと思っています。
歌ってすごく楽しい気分になったりとか、伝わるものって大きい。自分の楽しい気持ち、歌が好きな気持ち。そう言う想いを歌にのせていけるような、そんな自分であり続けたい。
ずーっと一生歌えたら、歌い続けられたら、カタチはどうであれ幸せかなって思います。
ちっちゃい頃から歌手になりたいっていう、思い返すといろんな理由があったんですけど、自分が生まれてきて、せっかく生まれてきたなら、いろんな人に自分が生きていることで喜んでもらったり、悲しみに共感できたり、そういう輪が大っきくなってればいいなっていうのがあって、それを私は歌で成し遂げたい。
幼い頃とか歌に救われたことが多くて、だから、うん、自分が歌う立場になって、いろんな人に勇気だったり希望とかを与えられるような人になりたいって思ってます。
だから、一つひとつの機会と一つひとつの出会いを大事にしたいなって。

舞夕さん、ありがとうございました!