Ninäさん

歌は生活の一部。気付いたらいつも歌っているような感じです。なんかもう、生活ルーティンの一部かなって。
なくてはならないもので本当に、自分にとってすごい重要なものだと思います。

歌い始めたきっかけは?

気がついたらいつも歌っていました。実は、小学校6年生の時に初めてnanaに投稿しています。
その頃『ゲド戦記』がものすごく好きだったというがあって、『テルーの唄』を投稿しています。当時は「ちょっと怖いな」っていう印象もあったのですが、最近たまたま観る機会があって。18歳の私が改めて観ると、印象も違ったりしました。深い物語だなって。

結構切ない楽曲を投稿されているようですが?

そうですね。哀愁漂う感じで。どっちかっていうと、バラード系が得意だったりします。アップテンポな曲はあまり聴かないので、その影響もありますね。
男女問わずに「いいな」って思ったら聴いてみるっていう感じで、男性ボーカルも結構好きで、キー変えたりして歌っています。

最初の投稿が小学校6年生だとおっしゃっていました。どんなきっかけで?

友達の紹介です。その時は軽い気持ちでした。歌も好きだから、やってみようかなっていう。
何回かはやり直したと思うんですけど。そんなに緊張はしなかったですね。本当気軽にやってみようっていう。
ただ前の歌とか聴いてみるとやっぱり、なんだろう上手くなったなっていう実感があります。
いつぐらいからか聴き返すと違和感を感じるようになっていて、それまでは結構気軽にあげていたんですけど、音程を間違えちゃダメだなっていう意識が最近は強くなりました。絶対納得のいくものをあげたいなっていうふうに思っていて、ボロが出ちゃうのがイヤで気を使うようにしています。
ただ、以前の楽曲をそんなに消したりはしていません。やっぱり自分が聴き返して記憶として残しておきたいなっていうのはあります。
少しづつ上手くなってきた軌跡というか、記録というか。

一次予選の『song for...(HY)』を選ばれた理由は?

切ない歌を結構歌ってきてて、得意な感じで攻めたほうがいいのかなっていう。

二次予選の『fish(buck number)』を選ばれた理由は?

back numberに最近ハマっているっていうのがあるんですけど、それ以上に今回使用した伴奏を作った方が結構好きで、個人的には自分の声と合っているかなって。この伴奏で歌いたいと思ったことが大きいですね。
年齢的に切ない楽曲、特に歌詞に書かれているような体験があるということではないのですが、やはり伝わってくるものがありますから歌い手の感情を読み取って、察して、私なりに歌への想いを込めています。

歌う時に心掛けていることは?

そうですね。歌詞のなんだろう。歌詞の意味が伝わりやすくなるように心がけています。
今まで感情を込めるのがあまり上手くなかったなと感じていて。機械っぽい歌い方になっちゃってたんですよね。最近は、音色とかを気にするようにもなりました。
周りの人に響かないっていうふうに言われることもあって。心に来ないって言われてたんですけど、なんかつまらないっていうふうに言われてきたので、変えたいなと思ってチャレンジしている途中です。上手いと言われることもあるのですが、上手いだけだと実はよくないなと。心に響くってどういうことだろうって。
感情を表現するって難しいです。意識とか声質とか。

今回のオーディションのファイナリストに選ばれていかがですか?

正直なんか、信じられないって感じなんですけど、…そうですね。でもなんか、結構いろんな人のサウンドとか漁ってたりしてたんですよ。ハッシュタグで検索して。その中で選ばれる感じとか全然しなくて、みんな上手かったんで。だからびっくりしているんですけど、選ばれてから音楽に自信がついたかなっていうふうにも思いますね。
この結果を結構報告したんですけど褒められましたね。歌も聴かせたらすごいエモいって言われました。響かないって言われてたけど、エモいって言われるようになってきて。難しいけど、少しずつ掴みかけているような気がします。

Ninäさんにとって、歌って何でしょう?

歌は生活の一部。気付いたらいつも歌っているような感じです。なんかもう、生活ルーティンの一部かなって。なくてはならないもので本当に、自分にとってすごい重要なものだと思います。

歌い続けることに対して、意気込みをお聞かせください。

最近、こういう歌い方がやっぱり響くんだなっていうのが、なんか、解ってきたような気がして。なんだろう、こういう感じで歌えばいいのかっていうのが、少しずつではあるんですけど。
そういうのもあって棒読み感が出ちゃってるなとか感じたら直すようになりました。そこも含めて楽しめているなって感じます。
引っ込み思案な性格もあるんですけど、胸を張って自分を表現できたらいいんじゃないなって。歌うことを堂々と、楽しもうと思っています。

Ninäさん、ありがとうございました!